2011年原田神社秋季大祭
 秋晴れの10月9日、2年ぶりに原田神社の秋祭りを見に行った。
最近はどこの神社も集客を考えて、土日祝日を祭りの開催日とするところが多くなったようであるが、ここ原田神社だけは10月9日を宵宮として頑なにこだわり続けている。阪急宝塚線岡町駅に隣接した原田神社は、(岡町駅そのものが明治43年の開業時に原田神社の神苑の中に作られたものである。)桜塚商店街とも隣接しているので、元々人の集まりやすい場所でもある。ただ、近年どこの街の商店街もが抱えている問題として、商店経営者の高齢化と後継者不足、人口減少と不景気などの影響で、商店街の活気が薄れてきている。この岡町駅傍の桜塚商店街も例外ではない。私が子供のころから見慣れた店は、もう数えるほどしか残っていない。そしてこの日も商店街はほとんどの店がシャッターを降ろしていた。いつも立ち寄るラーメン屋のおばさんは『お祭りの日ぐらいは店を開けたらいいのに・・・』と嘆いていた。先日も「お香屋」の店主と立ち話をしていて、『あと5年先10年先にこの商店街がどうなっているか・・・』という心配の声も聞かれた。
閑散とした商店街の中、祭りの神輿の威勢のいい声だけがアーケードに響き渡っていた。

2011年10月13日 更新
 
 薄暮の中、稲刈り前の田圃の向こうの「勝部センター」で出番を待つ「だんじり」と勝部の人々。
 
 
 
 
 すっかり暗くなった神社の境内、夜店の数も少なくなった。
 
 
 ほとんどの店がシャッターを降ろした桜塚商店街の中を各地域の神輿やだんじりが宮入してくる。
 
 
 
 午後7時、勝部のだんじりも到着
 
 
 
 阪急電車「岡町駅」と「原田神社」

「箕面有馬電気軌道」が開通したのは明治43年のことです。開業当時は「服部」の次が「岡町」で「曽根駅」はまだ存在しなかった。また、「岡町」の次は「石橋」で、「豊中」、「蛍池」の二駅はのちの開業となります。
開業当時の「岡町駅」は「原田神社」の神苑の木々に囲まれた中に、土を盛り上げただけの停留場でした。