私、通称「ケンちゃん」は戦後間もない頃の勝部の村で生まれ、結婚を期にふるさとを離れるまでの30年間をこの勝部で過ごした、いわゆる団塊の世代です。
勝部を離れて25年。今は生まれ育った家も無く、両親も鬼籍に入って早や20年、先祖代々のお墓だけがのこっています。
ふるさとを離れて長くなるにつけ、子供の頃を過ごしたあの懐かしい風景。田や畑、野原や川や家並みの記憶が蘇ってきます。
おそらくこの思いは私一人だけでなく、ふるさとを遠く離れた多くの人たちにとっても共通の思いであろうと考えます。
ふるさとを遠く離れて久しく訪れていない多くの人たち。また同時代をこの村で過ごした幼なじみたち。
その人達と懐かしいふるさとの想い出を共有出来る場として、このホームページを立ち上げました。
当時、勝部は村でした。大阪と言えども、その西のはずれの兵庫県との境の広い田園地帯に囲まれた片田舎の村でした。そしてそこに住んいる人達にとっても”村”と言う概念でした。
歳月の流れの中でかつての村の姿かたちはすっかり変わってしまいましたが、記憶に残るあの頃の村のイメージは今も鮮明に蘇ってきます。
この懐かしい”村”と言う言葉の響きを伝える数々の貴重な古い写真を掲載することで、そこに住んでいた人たちにその風景を懐かしんで頂きたいという思いです。そして、いつの日か故郷を振り返って語り合える日の来ることをひそかに願っています。。
2002年11月25日
ホームページ「ふるさとの風景・豊中市勝部」
製作及び管理者 辻村佐兵衛
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